被爆者はなぜ待てないか:核 / 原子力の戦後史本ダウンロード

被爆者はなぜ待てないか:核 / 原子力の戦後史

によって 奥田 博子


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被爆者はなぜ待てないか:核 / 原子力の戦後史本ダウンロード - 内容紹介 被爆者とは誰か。 被爆者は何を待つのか。 なぜ待てないのか。 広島・長崎の惨禍を知る 日本は、なぜ 福島第一原発事故を 引き起こしたのか。 『原爆の記憶』の著者が放つ 渾身の力作! 内容(「BOOK」データベースより) 被爆者とは誰か。被爆者は何を待つのか。なぜ待てないのか。広島・長崎の惨禍を知る日本は、なぜ福島第一原発事故を引き起こしたのか。『原爆の記憶』の著者が放つ渾身の力作! 商品の説明をすべて表示する

被爆者はなぜ待てないか:核 / 原子力の戦後史の詳細

本のタイトル : 被爆者はなぜ待てないか:核 / 原子力の戦後史
作者 : 奥田 博子
ISBN-10 : 4766422333
発売日 : 2015/6/23
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 26.55 (現在のサーバー速度は26.56 Mbpsです
以下は 被爆者はなぜ待てないか:核 / 原子力の戦後史 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
本書は、被爆者の視点からみる核/原子力の戦後史だ。米ソの核軍拡競争、東西冷戦、日米(核/原子力)同盟という戦後の世界情勢の変容とともに、「被爆者」という十字架を背負わされた人びとが起こした核廃絶運動の興隆と、世界の平和運動との連帯、反原発運動の動き、その後の停滞、挫折が端的に描かれている。著者には『原爆の記憶』という浩瀚な本もあるから、本書でも前作で展開された議論を引き継いで、分厚い記述が展開されている。あくまで被爆者に寄り添って核/原子力の戦後史が描かれるため、印象的な被曝者の証言が数多く引用されているが、本書のなかで、私にとってとりわけ印象的だったのは、日本学術会議の原子力問題調査委員長だった務台理作の言葉だ。「原爆は決して天災ではない。それは自然の与える災禍とはおよそ正反対のものである。すべてが人間の意思によるものであり、明白な計算によって都市の破壊と人命の殺傷をくわだてたものである。これはどんなときにおいても中止しようとさえすれば中止できたはずのものである。われわれはこの事実を重視しなければならない。」(本文310頁)原爆を市民の頭上に落とすことも、過酷事故を起こした原発の安全性が100%確保されたわけでもないのに再稼働を推し進めることも、核や原子力を廃絶することもみな、人間の意思による。著者は本書のなかで、核/原子力政策について、「国家の安全保障」から「人間の安全保障」へのシフトを提唱しているが、説得力のある議論だと思う。国家の安全保障ももちろん大切だが、しかし、人間の安全保障は、そこに生きる人びと一人ひとりの生を保護し、自立できるように支えなければならないという考え方だ。本書を読むと、原爆投下直後の被爆者の生は日本政府によっても、アメリカ占領軍によっても保護されずに「被爆者」の十字架を背負わされ、筆舌に尽くしがたい苦しみを生きた。そしていま、歴史に学ばない政府の愚策によって、福島の大地はふたたび放射能によって汚され、被曝者や被災者の生が保護されないまま、為政者は原発再稼働を推し進めている。また、この「人間の安全保障」の考え方に基づけば、左右のイデオロギーという不毛な対立を捨象して、反原発で一致できるとしている。核や原子力政策を推し進めるも転換するも、すべては人間の意思による。歴史の教訓を生かすも殺すも私たち次第だ。広島、長崎、ビキニ、福島を経験した日本の一市民として、世界に向けて、何を訴えるか。深く考えさせられる書だ。

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